2009年1月9日金曜日

東大、数学モデル用いた前立腺がんの治療法を開発

 東京大学生産技術研究所の合原一幸教授らは、数学モデルを用いた前立腺がんの治療法を開発した。前立腺がんの大きさを反映する、糖たんぱく質の一種「前立腺特異抗原(PSA)」に着目。微分方程式を応用し、PSAの数値から投薬の最適なタイミングを患者ごとに割り出す。有効な治療法の提供につながるため、患者のQOL(生活の質)の向上が期待できる。 前立腺がんに対し、国内の多くの病院では抗男性ホルモン剤などを投与するのが一般的。ただ投与をそのまま続けていくと効果が薄れ、がんが再発してしまうことがある。そのためPSAに応じて投与を中断・再開する治療法が提唱されているものの、患者により効果にバラつきがあるのが難点だった。(日刊工業新聞 2008年12月24日)

意味がもひとつ分かり難い記事ですが、推測するにどうも前立腺がんに詳しくない記者が書いたようです。

間歇療法を行う時は、PSAがどの数値まで下がればホルモン剤を休止し、どの数値まで上がれば再開するかが重要なポイントとなりますが、
「患者それぞれのPSAの値(初期値かどうかは不明)から、間歇療法におけるホルモン剤投与の休止と再開のタイミングを数式で判断可能とした」と言えばもっと明快になるでしょう。
その式の中でPSAの値を函数としてどのように扱っているのかをもっと知りたいですね。
素人には理解不能なほど高度な数式なんでしょうか?(^^;;;